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6月16日〜19日まで米国カンザス州のアルバマーカントリークラブで開催されましたAJGA主催 アンダーアーマー®/ゲイリー・ウッドランドチャンピオンシップについての大会レポートをお届けします。
派遣選手
石過功一郎(クラーク記念高1年)
- 2013 チャレンジジュニアゴルフオープン 12歳〜14歳の部 優勝
- 2014 スプリングジュニアゴルフチャンピオンシップ 優勝
中井 賢人(日出高1年)
- 2014 チームタイガー
- 2013 タイガー魔法瓶presents 石川遼カップジュニアゴルフチャンピオンシップ 優勝
小倉ひまわり(日出高1年)
- 2013 タイガー魔法瓶presents 石川遼カップジュニアゴルフチャンピオンシップ 12歳〜14歳の部 2位タイ
- 2014 スプリングジュニアゴルフチャンピオンシップ 2位
大会スコア
男子スコア
順位 | 名前 | 1日目 | 2日目 | 3日目 | トータルスコア |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 石過功一郎 | 73 | 73 | 70 | 216 |
2位 | Andrew Beckler | 77 | 71 | 72 | 220 |
3位 | 中井 賢人 | 75 | 78 | 68 | 221 |
女子スコア
順位 | 名前 | 1日目 | 2日目 | 3日目 | トータルスコア |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 小倉ひまわり | 73 | 77 | 69 | 219 |
2位 | Cynthia Diaz | 76 | 75 | 72 | 223 |
3位 | Meagan Rachey | 80 | 74 | 76 | 230 |
大会詳細
歴史的快挙達成!
この大会はアンダーアーマーがスポンサー。アンダーアーマーの契約選手が会場でクリニックを開いてくれる。今回はゲイリー・ウッドランド選手。彼の故郷で大会が開催された。
練習日は時差ボケもあり体が重そうな3選手。入念にコースチェックを行なう。平坦だが木が左右に茂りティーショットが狭く感じる。ショットの正確さが分かれ目となりそうだ。
小倉、AJGA初挑戦で完全優勝
1日目は朝から強風が吹き荒れる中でのスタート。小倉はAJGA初挑戦だが緊張は感じられない。前半は風を読み間違えてボギーとした4番以外はパーにまとめた。後半の11番で1mにつけ、待望のバーディーパットを沈めホッと一息。12番で3パットのボギー。その後は踏ん張り17番バーディー、18番ボギーで1オーバー、2位に3打差つけて首位に立ち、ポールポジションアワードを手にした。 2日目も1番からスタート。吹き荒れる強風にゴルフも荒れ気味だ。1、2番連続ボギーで気落ちしたか、その後もバーディー・ボギーが連続、前半を38で折り返す。後半に入ってもショットを改善できず4つのボギーを叩く。17番でバーディーを取るのが精一杯。結局この日77、リードは1打に縮まったが首位は堅持した。
最終日、初優勝を目指して1番スタート。2位と1打差で「1打1打に集中したプレーを心がけた」という小倉。ショットが好調でバーディーチャンスにつけては外しパーという展開。2位のシンシア・ディアズ(コロンビア)が2番でバーディーを奪い並ばれてしまった。小倉は雷雨の中断をものともせずパーを重ねていく。9番では8mの下りフックラインを決めバーディー。リードを2打に広げる。さらに10、12、16番でバーディーの小倉。バーディーパットをことごとく外すディアズ。小倉は17番でボギーも4打差のリードを保ったままウイニングパットを決めガッツポーズで優勝を飾った。(73‐77‐69=219)
石過、激戦制し掴みとった優勝
石過は今大会の直前にタイで行なわれた国際大会に出場、2位に入っており調子は上々。1日目、10時を回り風が強まる中4、8番で2mのバーディーパットを沈め、2アンダーで折り返す。13番まで順調にパーを重ね迎えた14番でダボ。貯金を吐き出した。18番でもボギーを叩き73でフィニッシュ。しかし他選手もスコアを伸ばせず首位と1打差の2位タイにつけた。
2日目は得意のアウトを1バーディー・ノーボギーで終えると、後半11番でバーディーを奪い単独首位に躍り出る。その後13、15、17番をボギーとし1オーバーでフィニッシュも、2位に2打差をつけ首位に立った。
最終日、優勝を目指す石過は、いきなりピンチを迎える。1番で80pのバーディーパットを外すと、2番はティーショットをロストしてボギー。2位のアンドリュー・ベックラーの1、2番連続バーディーで逆転された。その後は取ったり取られたりで、前半を終わり2オーバーで並んだ。後半に入ると流れは石過に。11、15番で2バーディー。ベックラーは11番でバーディーも13、15、17番ボギーを叩き勝負あり。18番のウイニングパットでは、激闘から開放された安堵の表情を浮かべ右手を上げて歓声に応えた。(73‐73‐70=216)
中井、最終日に本領発揮で3位入賞
チームタイガーの中井はAJGAに3回目の挑戦。上位を目指し1番からスタート。2番で2オンしバーディーをとるが5番で池に入れボギーと波に乗れない。ティーショットに安定を欠いた中井、9番で左に曲げボギー。10、11番でもボギーと順位を下げる。その後も1バーディー・1ボギー、75の8位タイに終わる。
った。
2日目は中井は3番でバーディーを取り単独2位に浮上。しかし「パットに悩まされた」中井は1mのパットを5回も外してしまう。バーディーは3番のみでボギー7つ。順位を14位タイまで下げた。
最終日 スコアを伸ばすしかない中井は10番からスタート。朝から雲行きが怪しく、10、11番をパーで切り抜けたところで雷が鳴り豪雨に。1時間半の中断をはさみ再開すると12番でバーディー。14番でボギーも15番でバーディーを取り返し前半を終えた。「ようやく体がキレてきた」という中井は後半に入り1、2番の連続バーディーに加え8番でもバーディーと4アンダー68でフィニッシュ。3位まで駆け上がった。
石過選手のコメント
AJGAの大会は初めてだったので順位を意識せず楽しくやろうと思って臨みました。ティーショットの打ち出しが狭いのでレイアップしたり、曲がらない打ち方をしてコースマネジメントをしたのがよかったと思います。グリーンを外すと深いラフが待っているので、大き目の番手でライン出しをしてパーオン率を高めました。レベルの高い試合で勝てたのは今後に活かせると思います。
中井選手のコメント
前回、前々回と成績がよくなかったので今回は上位にいけるように今までの経験を活かし、芝の違いや傾斜のきついポテトチップスのようなグリーンを意識し練習しました。この時期は試合が多く疲労がたまっていてあまり良いコンディションではありませんでしたが、3位になれたことは自信になります。
小倉選手のコメント
今回は日本ではあまり経験できない強風で風が苦手な私にとってとても良い経験になりました。グリーンの速さにも苦労しました。最近、最終日に崩れ2位ばかりだったので、相手を気にせず自分のプレーに集中したのが良かった。最終日は3日間で一番いいゴルフができました。目標としていた優勝ができてうれしい。