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大会詳細
第1回日本・中国・韓国3国対抗戦サハラカップジュニアゴルフチャンピオンシップ(特別協賛:タイガー魔法瓶株式会社、協賛:横浜ゴム株式会社、大塚製薬株式会社)は6月9日(土)10日(日)の2日間、京都府にあるグランベール京都ゴルフ倶楽部(12歳〜18歳男子の部、6953ヤード、パー72、11歳以下男子の部、5731ヤード、パー72、12歳〜18歳女子の部6150ヤード、パー72、11歳以下女子の部、5731ヤード、パー72)で行われた。競技は1チーム2人、2人のスコア合計で競う団体戦と個人戦が争われ、団体戦は全6部門で韓国が完全制覇した。
個人戦15歳〜18歳男子の部は、1日目73をマークしてトップに躍り出たのは草柳航(多古高2年)。雨も上がり、昼前には青空も見え出した2日目。トップに立ったのはキム・ジンソン(韓国)。スタートホールの1番パー5でいきなりイーグルを奪う。後半に入ってもキム・ジンソンの勢いは止まらず、ショットを立て直した伊山祐介(杉並学院高1年)、イェ・ジャンウェイ(中国)らの猛追を振り切り通算2オーバー146で初優勝した。
15歳〜18歳女子の部は、1日目1アンダー71でトップに立ったカン・ダナ(韓国)が、2日目も安定したプレーで逃げ切り、通算1アンダーの143で完全優勝を果たした。
力のある川村昌弘(港中2年)、青野憲太郎(京都学園中2年)、時松源藏(那賀川北中2年)らの日本人選手に加え、コ・テウォン(韓国)による上位伯仲の接戦が繰り広げられた12歳〜14歳男子の部。1日目1アンダー71でトップに立ったのは青野と時松。2日目、青野と時松は一歩後退。代わってチャージに出たのは川村とコ・テウォン。川村は後半1番パー5でイーグル、8番でもバーディーを奪い、ショットを立て直してきた青野を突き放して逆転優勝した。
12歳〜14歳女子の部はチョン・ヒョンジュ(韓国)が初日68の4アンダーで飛び出し、その後も危なげないゴルフで唯一人アンダースコアの4アンダー140をマークして完全優勝。日本人選手では実力者の青木瀬令奈(箱田中3年)、を始め岡村咲(大麻中3年)、堀奈津佳(城西中3年)、橋本遥(楠中2年)らが健闘したものの遠く及ばなかった。
11歳以下男子の部は、日本期待の伊藤誠道(辻堂小6年)と韓国人選手のキム・シウによる一騎打ちとなった。1日目トップに躍り出たのは前半のスタートから4連続バーディーのキム・シウ。と後半5バーディー、1ボギーの伊藤がともに4アンダーの68で首位並走。2日目後半スコア1つ落としたキム・シウに対して、伊藤は完璧なゴルフで通算8アンダー136の快スコアで堂々の栄冠に輝いた。 11歳以下女子の部は力のある2人の韓国人選手、ペク・キュジョン、キム・ヒョジュに日本の北村響(若葉小6年)、柏原明日架(東大宮小6年)、橋恵(捜真小5年)らが絡む熱戦を展開。1日目堅実なゴルフで首位に立ったのは北村。2日目、トップの北村に1打差のペク・キュジョンがスタートから敢然と攻めのゴルフに。前半3アンダーの33。後半に入ってもペク・キュジョンの勢いは止まらず2アンダーの34で他の上位陣を大きく退け、通算3アンダー141で勝利した。
各部門優勝選手
- キム・ジンソン
- 韓国
1日目の2オーバーはちょっと不本意だったが、雨は関係ない。2日目はドライバーもアプローチ、パターもうまくいった。3年前に日本で日韓の試合に出た経験があり、プレッシャーはあまり感じなかった。優勝できて嬉しい。また、日本の試合で戦ってみたい。
- 川村昌弘
- 港中2年
今回は、2日間ともゴルフの流れが良かった。ショットも切れたし、ここという所でパットもよく入った。2日目は途中からアイアンがブレだしたが何とか修正。青野君に並ばれた土壇場の8番でバーディー、逆転優勝することができた。
- 伊藤誠道
- 辻堂小6年
1日目はドライバーは良かったが他が悪く、ゴルフの歯車がぜんぜん噛み合わなかった。2日目後半は自分でも納得のいくゴルフ。2番パー5では、残り160ヤードのセカンドを7Iでうまく1m弱につけてイーグル、これで逆転できるかなと思った。ハワイ・パールオープンでは古田幸希選手に負けて悔しい思いをしたが、いろいろ勉強にもなった。これからも練習を怠らず、さらに上を目差して頑張りたい。
- カン・ダナ
- 韓国
コースはフェアウェイがけっこう絞ってあり、ラフも深めで難しかったが、ショットの調子は良かったしパットもうまくいった。優勝できて非常に満足している。それに、同伴の日本人選手がとても優しく、何かと親切にしてくれた。心から感謝したい。
- チョン・ヒョンジュ
- 韓国
ドライバーがもう一つでラフに掴まることが多かったが、パットがよく決まった。自分でも納得のいくゴルフができ、優勝できて嬉しい。日本は初めてだが、コースもよく整備されているし、選手もみんな親切にしてくれた。
- ペク・キュジョン
- 韓国
1日目は雨でグリップが滑ったりして、思うようにスコアが伸ばせなかった。天気も回復した2日目は、最初から攻めることを考えていたが、全てうまくいった。このスコアで優勝できて大満足。これからも練習を怠らず、さらに上を目差したい。
大会スコア
15歳〜18歳男子の部(6953ヤード、パー72)
順位 | 名前 | 学校名/国名 | 1日目 | 2日目 | トータルスコア |
---|---|---|---|---|---|
1位 | Kim Jin-Sung | 韓国 | 74 | 72 | 146 |
2位 | 伊山祐介 | 杉並学院高校(1年) | 74 | 74 | 148 |
3位 | Ye Jianwei | 中国 | 77 | 72 | 149 |
12歳〜14歳男子の部(6953ヤード、パー72)
順位 | 名前 | 学校名/国名 | 1日目 | 2日目 | トータルスコア |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 川村昌弘 | 港中学校(2年) | 72 | 69 | 141 |
2位 | 青野憲太郎 | 京都学園中学校(2年) | 71 | 71 | 142 |
3位 | Ko Tae-Woun | 韓国 | 73 | 70 | 143 |
11歳以下男子の部(5731ヤード、パー72)
順位 | 名前 | 学校名/国名 | 1日目 | 2日目 | トータルスコア |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 伊藤誠道 | 辻堂小学校(6年) | 68 | 68 | 136 |
2位 | Kim Si-Woo | 韓国 | 68 | 72 | 140 |
3位 | Wang Jeung-Hun | 韓国 | 78 | 70 | 148 |
15歳〜18歳女子の部(6150ヤード、パー72)
順位 | 名前 | 学校名/国名 | 1日目 | 2日目 | トータルスコア |
---|---|---|---|---|---|
1位 | Kang Da-Na | 韓国 | 71 | 72 | 143 |
2位T | 小楠梨紗 | 福井高大福井高校(1年) | 75 | 73 | 148 |
2位T | 繻エえりか | 成城学園高校(3年) | 74 | 74 | 148 |
12歳〜14歳女子の部(6150ヤード、パー72)
順位 | 名前 | 学校名/国名 | 1日目 | 2日目 | トータルスコア |
---|---|---|---|---|---|
1位 | Jung Hyun-Joo | 韓国 | 68 | 72 | 140 |
2位T | 青木瀬令奈 | 箱田中学校(3年) | 78 | 71 | 149 |
2位T | 堀奈津佳 | 城西中学校(3年) | 77 | 72 | 149 |
11歳以下女子の部(5731ヤード、パー72)
順位 | 名前 | 学校名/国名 | 1日目 | 2日目 | トータルスコア |
---|---|---|---|---|---|
1位 | Baek Kyu-Jung | 韓国 | 74 | 67 | 141 |
2位 | Kim Hyo-Joo | 韓国 | 76 | 74 | 150 |
3位 | 柏原明日架 | 東大宮小学校(6年) | 76 | 78 | 154 |