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everyoneプロジェクト 石川遼ジュニアゴルフトーナメント ワールドジュニアゴルフインビーテショナル

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大会詳細

石川遼ワールドジュニアインビテーショナル エブリワンプロジェクト石川遼ジュニアゴルフトーナメントワールドインビテーショナルは、ロイヤルメドウゴルフスタジアム(男子7135ヤード・パー71、女子6281ヤード・パー72)を舞台に、まず8月26日・27日の2日間、国別対抗戦が行われた。韓国、中国、シンガポール、タイ、インドの5か国から、男子3名・女子2名のトップジュニアを5人ずつ招待した。迎え撃つのは日本のチームタイガーのメンバー5人。国別対抗戦は、各国5人の2日間のストロークで争い、毎日の成績上位4人の合計ストロークの合計で順位を決める。昨年は韓国の圧勝だった。今年は日本チームのリベンジが期待された。

韓国 3人アンダーで2位に7打差つける

石川遼ワールドジュニアインビテーショナル 今年は猛暑と豪雨に泣かされた日本列島。8月の終わりに来てロイヤルメドウGSにも赤とんぼが舞い、どことなく秋の気配が漂ってきた。  アウトスタートの男子(パー35)。絶好のスタートを切ったのが、33で回ったユンホ・ヨン(韓国)。34で続いたのがダンタイ・ブーマ(タイ)とウォチェン・イエ(中国)。それに35のサンチュル・キム(韓国)。後半のイン(パー36)で明暗が分かれた。イエが2つのパー5でボギーとダボを叩き38で通算1オーバーの72。パーを拾い続けたキムはバーディー1つを死守して合計1アンダーの70。もう1人の韓国勢ヨンは出入りの激しいゴルフながら35にまとめ、合計3アンダーの68。5バーディー・1ボギーの32で上がったのがブーマ。合計5アンダー66をマークした。日本勢は、石過功一郎(甲南中3年)も山浦太希(初芝橋本高1年)も合計74と出遅れた。
 インスタ−トの女子は、35の1アンダーで永井花奈(日出学園高1年)とジェン・ゴー(シンガポール)。37で続いたのが、ジュイェオン・イン(韓国)、ジュン・パク(韓国)、メイシン・ワン(中国)の3人。後半のアウト、永井は2番からの3連続バーディーで4アンダーまで伸ばしたが、5番から4ボギーを叩き、上がってみれば37合計72に終わった。ゴーも同じ37で合計72。代わって1、2番でバーディーを奪い34で上がったインが合計71、1人だけアンダーで上がった。
 1日目を終わって、トップに立ったのが韓国で上位4人の合計が282。2位は289のタイ、3位が295の日本。中国(297)、シンガポール(299)、インド(303)と続いた。

タイ 4人アンダーで韓国を猛追

石川遼ワールドジュニアインビテーショナル 韓国に13打差つけられた日本、ややあきらめムードが漂う。そんな中で1人気を吐いたのが中井賢人(保谷中3年)。35・34の合計3アンダー69を叩き出す。しかし、石過2オーバー、山浦3オーバーと伸びない。目の色を変えて頑張るタイと韓国の争いになってきた。好調なブーマはこの日も34・34の4アンダー68をマーク。それにナタワット・スワチャナコーン(タイ)まで35・35の70で上がった。対する韓国も負けてはいない。ヨンが34・34の68、ジョンフン・キム(韓国)が36・34の70とまったく同じスコアだ。
 勝負の行方は女子の戦いに移った。ベニャパ・二ファソフォン(タイ)が34・33の5アンダー67で回り驚かせた。韓国のインが33・35の68で応戦する。パクも37・33の70で援護する。パリンダ・フォカン(タイ)が36・35の71と伸ばせず力尽きた。それでも、2日目は276で譲らず、タイのジュニアの力が急速に伸びていることを証明した。日本は永井が34・36の70、岡山絵里(大阪商業大高2年)も35・36の71と健闘したが283に終わった。
 今年も韓国は強かった。タイは着実に力をつけて2位に入った。今年も日本は3位に甘んじた。4位シンガポール、5位中国、6位インドという結果になった。

マッチプレーの部

石川遼ワールドジュニアインビテーショナル 昨年この大会に参加したブーマ、国別対抗戦でもポイントゲッターの役割を十分果たした。背の高いブーマに小柄なヨン。主導権を握ったのはヨン。5,7番でブーマのボギーで2アップ。10番でバーディーが来て3アップ。優勝を意識したか、11番で短いパットを外し、12番ではブーマがバーディー。14番ブーマがバーディーでオールスクエア。そのまま18番ホールへ。そこでドラマが待っていた。ブーマのティーショットは左のバンカーへ。ヨンは右のセミラフへ。残り150ヤード、ヨンのショットはピン横1mにつくスーパーショット。思わずキャディーとハイタッチ。ブーマのバンカーからのショットはピンの上5m。ブーマのパットが外れて決着がついた。

石川遼ワールドジュニアインビテーショナル 永井は昨年のこの大会、予選を1位で通過しながら1回戦で敗退、最下位に沈んだ。しかし今年の日本女子アマではマッチプレーを2つ勝ってみせた。その経験が生きたか今年は決勝まで勝ち上がった。しかし、パクは難敵だった。飛距離で30ヤード置いて行かれる。しかもアプローチがうまい。この日永井のティーショットは左に行った。それも苦戦の原因になった。1番でパクがバーディーで早速1ダウン。5、8番永井がボギーで3ダウン。10番パクがチップインバーディーで4ダウン。12番パクのアプローチが冴えバーディーで5ダウン。14番両者パーで4ホール残してパクが優勝した。
  永井は11月にAJGAのポロゴルフジュニアクラシックに派遣され、マッチプレーに挑むことになっている。この悔しさを糧にして果敢に挑んでほしい。

ストロークプレーの部

スワチャナコーン(タイ)唯1人の2アンダーで優勝

石川遼ワールドジュニアインビテーショナル 予選1日目 男子で飛び出したのが、大貫渉太朗(水城高3年)。4アンダー67、平石健太(堀越高3年)が2アンダー69。小野耕平(西武台千葉高2年)が70、呉司聡(浜岳中3年)と下田雄大(堀越高2年)が71で続いた。
 予選2日目 インスタートの男子、前半38とつまずいた平石が後半30と爆発し68、通算137で上がった。大貫は71で通算138。1日目72で9位タイの関将太(水城高1年)が68で回り、通算140。呉と下田もこの日71通算142で回った。
 2日目が終わって 上位にいた8名が抜けてトップに立ったのは、73・70通算143のナタワット・スワチャナコーン(タイ、18歳)だ。1打差で追うのが、75・69通算144の中井賢人(保谷中3年)、さらに1打差の通算145には77・65の田中泰芽(ルネサンス豊田高1年)と、73・72の蛭田玲於(学法石川高3年)、長澤奨(青森山田高1年)、本間佑(水城高1年)、そして75・70のトーマス・タン(シンガポール、17歳)が並んだ。
 3日目 スワチャナコーン、4番でダボを叩いたが、その後は堅実なプレーで3バーディーを奪い70で上がり通算213、イーブンに戻した。34・35の2アンダー69で上がった田中が通算214で1打差に迫る。ようやくエンジンがかかってきた山浦太希(初芝橋本高1年)、1番ダボながら4バーディーを奪い前半33、後半も3連続バーディーで1オーバーまで盛り返したが、16、17番連続ボギーで35、この日68通算216。本間とタンも71で通算216に3人並んだ。
 最終日 217で6位タイの蛭田、前半4アンダーの32でイーブンまで戻したが、後半ダボを打って37、69で通算286の2オーバー、2位タイに終わった。もう1人の2位タイは220でスタートしたウォチェン・イェ(中国、12歳)。33・33の5アンダー66をマークして蛭田に並んだ。優勝したのはスワチャナコーン。この日も35・34の69と2つ伸ばし、ただ一人2アンダーで見事な優勝を飾った。4位はこの日70、通算287のピュシュ・サンワン(インド、16歳)。5位タイには通算288で田中、タン、山浦、中井が入った。

伏兵フォカン(タイ)最終日6アンダーで大逆転優勝

石川遼ワールドジュニアインビテーショナル 女子で好スタートを切ったのが、蛭田みな美(学法石川高1年)と植野星香(神奈川総合高3年)。2人とも4アンダー68で上がった。柴田香奈(宇都宮文星女子高2年)と西彩花(土生中2年)が2アンダー70、竹内美雪(鶴山女子高3年)が1アンダー71で続いた。
 予選2日目は柴田が3アンダー69で通算139。植野が72で通算140、蛭田と竹内が通算141で続いた。1日目77の河本結(久米中3年)が6アンダー66で通算143、27位から駆け上った。
 2日目が終わって 上位の8名が抜けてみると、144のイーブンに西畑萌香(高鷲南中3年)、大出瑞月(関東学園高1年)、中川梨華(幕張西中3年)、ベニャパ・二ファソフォン(タイ、16歳)、パリンダ・フォカン(タイ、16歳)の5人。1打差の145に横山紗蔵(大阪産業大高1年)、ジェン・ゴー(シンガポール、17歳)の2人。さらに146には小滝水音(大島中3年)、越雲みなみ(宇都宮文星女子高2年)、丹野寧々(智学館高3年)、吉田莉生(城南中2年)の4人。3打差に11人という大混戦になった。
 3日目 この日混戦から抜け出したのが、35・36の1アンダー71通算215で回ったニファソフォン。2打差の217に73の西畑とフォカン、1アンダー71で上がった小滝の3人。3打差の218に74の中川と72の越雲の2人。219で75の大出が続いた。
 最終日 思わぬドラマが待っていた。ここまで安定感抜群で1アンダーまでスコアを伸ばしてきたニファソフォンに異変が起きた。スタートの1番ボギー、4番パー5ではダブルボギーを叩いた。この時点でパーを続けてきたフォカンに逆転され、逆に1打差つけられた。前半を終わって35で上がったフォカンに40叩いたニファソフォン。差は3打に広がった。チャンスのはずの西畑も39とお付き合い。後半もフォカンの勢いは止まらず34でこの日3アンダーの69、通算286の2アンダーで逆転優勝を飾った。4打差の2位には36・36の72通算290で上がった越雲。この日76と崩れたニファソフォンと74の小滝が291で3位タイ。5位タイには通算292で西畑と中川が入った。

各部門優勝選手

マッチプレー男子の部

ユンホ・ヨン
韓国(18歳)

リードはしていたが気をぬけないホールが続いた。石川遼プロのようになって、このような素晴らしい大会を開催できるプロになりたい。

マッチプレー女子の部

ジュン・パク
韓国(17歳)

マッチプレーをしたのは初めて。大会前にしたスイング改造が功を奏しました。

ストロークプレー男子の部

ナタワット・スワチャナコーン
タイ(18歳)

 去年マッチプレーで2位だったので、優勝できたことは誇りに思うけど、マッチプレーを逃したのが悔しい。パー72が71になって難しくなった。アメリカの大学に行って、プロを目指したい。

ストロークプレー女子の部

パリンダ・フォカン
タイ(16歳)

 今日はいいスコアが出せてとても嬉しい。グリーンが難しかったけど、ドライバーとパットがうまく行きました。ジュニアの大会でいっぱい優勝して、LPGAツアーに行きたい。

国別対抗戦

POS TEAM R1 R2 TOTAL
1 韓国 282 276 558
2 タイ 289 276 565
3 日本 295 283 578
4 シンガポール 299 293 592
5 中国 297 295 594
6 インド 303 291 594

マッチプレー

男子

順位 名前 学校名・国名 年齢・学年
1位 ユンホ・ヨン 韓国 16
2位 ダンタイ・ブーマ タイ 17
3位 大貫渉太朗 水城高校 3年
4位 サンチュル・キム 韓国 16
5位 下田 雄大 堀越高校 2年
6位 呉  司聡 浜岳中学校 3年
7位 平石 健太 堀越高校 3年
8位 関  将太 水城高校 1年

女子

順位 名前 学校名・国名 年齢・学年
1位 ジユン・パク 韓国 17
2位 永井 花奈 日出学園高校 1年
3位 河本  結 久米中学校 3年
4位 蛭田みな美 学法石川高校 1年
5位 植野 星香 神奈川総合高校 3年
6位 ジュイェオン・イン 韓国 16
7位 柴田 香奈 宇都宮文星女子高校 2年
8位 竹内 美雪 鶴山女子高校 3年

ストロークプレー

男子の部(7077/7135ヤード、パー71)

順位 名前 学校名 1日目 2日目 3日目 4日目 トータルスコア
1位 ナタワット・スワチャナコーン タイ 73 70 70 69 282

女子の部(6259/6281ヤード、パー72)

順位 名前 学校名 1日目 2日目 3日目 4日目 トータルスコア
1位 パリンダ・フォカン タイ 73 71 73 69 286

大会全部門成績表



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