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JJGA ジュニアゴルフチャンピオンシップ

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大会詳細

JJGAジュニアゴルフチャンピオンシップ 西日本ブロック決勝大会は三重県の鈴鹿カンツリークラブで開催された。15会場で行なわれた予選を勝ち抜いた141名が参加、熱戦が繰り広げられた。19日は豪雨に見舞われ、9ホール競技に短縮されるトラブルはあったものの、3日間の日程中、会場はプレーオフや新顔の活躍など様々なドラマに沸いた。

南 沢弥 緊張のプレーオフ制し輝く総合優勝

南沢弥選手のショット  15歳〜18歳 男子の部の1日目 スタート前から大粒の雨が降り始めた。午後には前が見えなくなるほどの豪雨になり3時半に競技中止が決定。前半9ホールのスコアが採用されることになった。 2バーディーを奪った栗本和博(日本ウェルネス高1年)が33で首位。35の2位タイにはチームタイガーの松本正樹(興國高2年)と中村鎌大(松本秀峰高2年)。37で吉田拓海(興國高2年)と南沢弥(興國高1年)が続いた。
 2日目、前日より天候も回復したこの日スコアを伸ばしたのは南。5バーディー・2ボギーの67の104で首位に躍り出た。105の栗本と松本が1打差の2位タイ。110の4位には中村。111の5位には船津良介(関西学院高3年)が順位を上げてきた。
 最終日、最終組の中村が1番でバーディーを奪うが、その後スコアを崩し脱落。松本もスタートから3連続ボギー。優勝争いは南と栗本に絞られた。前半を終えて首位の南と2位の栗本の差は3打差に広がった。後半に入り堅実にパーを重ねる栗本に対し、南は14番でバーディーも13、16番でボギーを叩き、2打差に縮まった。このまま南の優勝かと思われた18番パー5。栗本は2オン1パットでイーグルを奪い一気に南に並ぶ。追い込まれた南が3mのパーパットをねじ込みトータル174で勝負はプレーオフに持ち越された。
 プレーオフ、舞台は1番ホール。追いつかれた南は「開き直れた」とティーショットをフェアウェイど真ん中へ。対する栗本は右ラフ。ラフからの2打目はフライヤーでグリーン右奥に外れた。南は2オンに成功。栗本は寄らず入らずでボギー。南はバーディーパットを1mショート。「緊張でフェースが真っ直ぐ向かなかった」という南がこれを決め初優勝を飾った。 3位は4打差の178で松本。船津が4位。5位に山田勘太(クラーク記念高3年)が入った。

竹山佳林 ギャラリーも驚く7アンダー初総合優勝

石過功一郎選手のショット  1日目、荒天により9ホールの短縮競技となった。トップに立ったのは2バーディー・1ボギーの35で回った宮永桜(クラーク記念高3年)。1オーバーの37で竹山佳林(ルネサンス大阪高3年)と松本春香(東稜高3年)が続いた。
 2日目、竹山が快調に飛ばした。「しっかり練習してこの大会に臨んだ。ミスを1つも出さないよう集中した」とスタートから10、12、13番とバーディー。14番はボギーとしたが「パットがどんなところからも入ってくれた」と15、16番バーディー。17番ボギーで3アンダーの33。後半も勢いは止まらず2番ボギーも5、6、7番と3連続バーディーを奪う。8、9番ボギーで36の69。トータル106、2アンダーで首位に立った。2位に浮上のスタイヤーノ梨々菜(青雲高2年)に8打差をつけた。
 最終日、竹山の快進撃は止まらない。「アイアンの精度がよくピンに寄ってくれた」と前半インを14、15、17、18番でバーディー。ノーボギーで32。2位のスタイヤーノは37。竹山の優勝は決まった。 竹山は後半も「ベストスコア更新目指して1打1打に集中した」とさらに1つ伸ばして35。この日5アンダー67。「東コースをこのスコアで回るとは」とゴルフ場関係者を唸らせた竹山がトータル7アンダーの173で初総合優勝を飾った。2位は187でスタイヤーノ。3位は188で松本。4位タイは横山紗蔵(大阪産業大高2年)と長ア美優(近江高3年)。

吉本龍斗 混戦抜け出し初V達成!

吉本龍斗選手のショット  1日目、豪雨により9ホール競技に短縮された初日。首位に立ったのは山内一輝(追手門大手前中2年)。出だしの1、2、4番でボギーも5番でバーディー、6番でイーグルを奪い35。1打差の2位タイには吉本龍斗(湖西中2年)、大橋浩太朗(長岡中2年)、伊藤刻矢(久保中3年)。2打差の5位タイには大嶋命(多津美中2年)、松村成生(寝屋川第八中3年)、北國譲斗志(高岡中1年)の3人が続いた。
 2日目、首位でスタートした山内は前半36で折り返すも後半に入り1バーディー・6ボギー40の76とピリっとしない。しかし、難コースに手を焼く選手が多く111でも首位を維持した。山内に2打差113の2位タイには松村、北國、吉本、伊藤、そして前日の24位タイから一気に順位を上げた山田達矢(倉田山中3年)の5選手が並んだ。
 最終日、この部門トップの成績で最終日を迎えた山内は緊張からかボギーが先行し、前半を2オーバーの37で回り、トータル8オーバーとしてしまう。山内と同じ組で回っていた山田は前半を終え40、スコアを5つ落としトータル13オーバーで脱落。前半で一気に山内を捉えたのは1つ前の組で回っていた吉本。「パッティングが冴えた」という吉本は2ボギー叩くも3、6番でバーディーを決め35でトップに並んだ。前半が終了しスコアを伸ばせない上位陣が目立った。
 後半に入り順位はさらに目まぐるしく入れ替わる。首位を維持してスタートした山内だが調子が上がらず41と失速。その結果、189で7位タイに。一方の吉本は11、16番でボギーも13番でバーディーとトータル10オーバーで首位をキープし最終ホールへ向かった。この時点でホールアウトしていたのはトータル11オーバーの竹山ミ成(塚口中3年)と中澤大樹(灘中2年)。2人には吉本の最終ホールの結果次第でプレーオフのチャンスもある。吉本は1打差で首位だとは知らず優勝を決める3mのパーパットを残していた。高校生に続きプレーオフになるかと思われたが、3mを見事に決めた吉本が185で初優勝を手にした。1打差の2位タイには中澤と竹山。3打差の4位タイには大橋、伊藤、福山功太(八幡東中3年)が入賞した。

古江彩佳 3人アヤカの闘い制し優勝

古江彩佳選手のショット  1日目は豪雨で9ホール競技に短縮された。首位に立ったのは1バーディー・2ボギーの37で古江彩佳(長田中2年)。2位に39でコ安李香(沖学園中2年)。3位タイには40で西彩花(土生中3年)、青山彩花(孔舎衙中2年)、薮田梨花(斑鳩中3年)、八木涼風(箕面自由学園中1年)、中西風香(近畿大中3年)、竹ノ内南(錦中2年)、西田茉楓(旭東中3年)の7名が追う展開となった。 
 2日目の天候は曇り。だが、高麗グリーンで6300ヤードと距離もたっぷりあり、各選手ともスコアメイクに苦しんだ。古江はショットが不安定で40・37の77、トータル114と後退した。首位に躍り出たのは3位タイスタートの西。ショット、パットとも好調で37・36の73。トータル113で古江に1打差つけてリードした。3位には77でトータル117の青山。3人のアヤカの勝負となった。
 最終日「前半のイン攻略が優勝の鍵を握る」と選手、保護者とも口にする。 「首位スタート。このまま優勝したい」と西。しかし、プレッシャーからか10番ダボ、11番ボギーとスタートでつまずいた。その後も立て直せず前半を43で回り、トータル157と崩した。1打ビハインドでスタートした古江は「1打差あるが気負わず、リズムを崩さないように心がけた」と、1バーディー・3ボギーの38。トータル152と逆転し、リードを5打差に広げた。
 後半アウト。追う側に回った西は1ボギーの37と耐えて80。トータル193。逃げる古江は2バーディー・1ボギーの35で1オーバーの73にまとめてトータル187で今季初勝利を飾った。3位は197で青山。4位は金原梨里加(奈良育英中3年)。5位タイに薮田と八木が入った。

村上豊駿 5打差跳ね返す貫録の逆転優勝

村上豊駿選手のショット  11歳以下 男子の部、1日目、カップ直前で微妙に曲がる高麗グリーの難しさに苦戦を強いられる選手たち。前半インの出だし11、12番を連続で3パットのボギーとした大谷元気(藤森小6年)だが、その後3バーディーで取り返し1アンダー35で折り返した。後半も1バーディー・ノーボギー35で回り唯1人アンダーの70で飛び出した。4打差の74で続いたのが細野勇策(厚狭小6年)。5打差の75に森上耀介(郷内小5年)と、大嶋宝(天城小5年)、村上豊駿(宝小6年)の3人。
 最終日「5打差あり攻めるしかない」と村上、前半インを3バーディー・1ボギー34と快進撃。大谷はアプローチとパットが悪くボギーが先行。ダボまでついて39と叩き、前半で村上と並んだ。4打差の細野は38で1打縮めただけ。5打差の森上は41で脱落。大嶋は2バーディー奪うも4ボギーと縮められない。
 後半アウトに入り細野は40を叩き78の152で3位タイ。1日目出遅れた石塚祥利(東月隅小6年)はこの日74と奮闘、152で3位タイまで上げた。大嶋は後半40を叩き153の5位。 優勝争いは大谷と村上に絞られた。後半「バーディーパットが決まらなかった」と最後までパーが続いた大谷に対し、村上は7番で待望のバーディーが来て1打リードのまま9番へ。村上のティーショットは左の林へ飛んだ。プレーオフかと思われたが、木に当たり出てバーディーまで奪取。結果は村上143に大谷145。大逆転でスプリングに続き2連勝した。

仁井優花 決勝大会2回目 早くも初優勝

仁井優花選手のショット  11歳以下 女子の部は1日目、コースが難しいのか、高麗グリーンが難しいせいかあまりスコアが伸びない。そんななか「ショット、パットともまあまあ良かった」と37・36の73で仁井優花(八戸ノ里小6年)がトップに立った。37・38の75で岡田樹花(寺前小6年)が続いた。70台は2人だけで、8打差の81が安部明日香(八次小6年)、その後を82で貞永茉白(天美北小6年)、84で原花奈(大治南小6年)と益田世梨(三田小6年)が追う。
 最終日、前半のアウト、仁井は1バーディー・1ボギー・1ダボで回り38と3オーバーで折り返した。岡田も同じ38で5オーバー、2打差は変わらない。3番手の安部はバーディー発進したものの42で差は開くばかり。貞永は前半47と崩れて脱落した。
 優勝争いは仁井と岡田に絞られた。仁井は後半も1バーディー・3ボギーの38で76とスコアを落とした。しかし、追う岡田は43の81と仁井以上に崩した。仁井は悠々の一人旅でトータル149。5オーバーながら全国大会2回目で早くも初優勝を果たした。2位は156で岡田、3位に163で安部、4位タイに166で高原と藤原侑奈(金岡南小6年)が入った。

各部門優勝選手

15〜18男子の部

南  沢弥
興國高校(1年)

南  沢弥

 優勝できてすごくうれしい。最終日は自分のゴルフをしようと心掛けました。アメリカ派遣でも優勝を狙います。

12〜14男子の部

吉本 龍斗
湖西中学校(2年)

吉本 龍斗

 JJGAの決勝大会で初めて優勝できてとてもうれしい。前半を終わってトップタイだというのはわかっていましたが、ホールアウトするまで自分が首位だとはわかりませんでした。

11歳以下男子の部

村上 豊駿
宝小学校(6年)

村上 豊駿

 5打差を逆転しての優勝なのでとてもうれしい。9番の林に打ち込んだティーショットは負けまで考えたけど、木に当たって出てきて本当にラッキーでした。日本アマ戦や全国小学生大会で優勝を目指します。

15〜18女子の部

竹山 佳林
ルネサンス大阪高校(3年)

竹山 佳林

 決勝大会で初優勝できたのでとてもうれしい。2日目60台が出せたのも良かった。将来は観客を沸かせるような凄いプレーができるトッププロになりたい。

12〜14女子の部

古江 彩佳
長田中学校(2年)

古江 彩佳

 初日トップだったのでもう一度逆転優勝できてうれしい。最終日はアイアンがまとまっていました。どの大会でもトップレベルの争いをできるように練習したい。

11歳以下女子の部

仁井 優花
八戸ノ里小学校(6年)

仁井 優花

 最終日は反省するところが多かったが、優勝できてとてもうれしい。バンカーのアゴに入れてダボとしたり、チップインバーディーが取れたり、いい勉強になりました。また全国大会に出て優勝を目指します。

大会スコア

15歳〜18歳男子の部(6675ヤード、パー70)

順位 名前 学校名 1日目 2日目 最終日 トータルスコア
※1位 南  沢弥興國高校(1年) 37 67 70 174
2位 栗本 和博日本ウェルネス高校(1年) 33 72 69 174
3位 松本 正樹 興國高校(2年) 35 70 73 178
4位 船津 良介 関西学院高校(3年) 40 71 75 186
5位 山田 勘太 クラーク記念高校(3年) 41 74 72 187
※優勝はプレーオフで決定。

12歳〜14歳男子の部(6675ヤード、パー70)

順位 名前 学校名 1日目 2日目 最終日 トータルスコア
1位 吉本 龍斗 湖西中学校(2年) 68 75 66 185
2位T 中澤 大樹 灘中学校(2年) 70 69 72 186
2位T 竹山 ミ成 塚口中学校(3年) 72 69 71 186
4位T 福山 功太 八幡東中学校(3年) 68 72 74 188
4位T 大橋浩太朗 長岡中学校(2年) 74 71 75 188
4位T 伊藤 刻矢 久保中学校(3年) 74 71 75 188

11歳以下男子の部(5879ヤード、パー72)

順位 名前 学校名 1日目 2日目 トータルスコア
1位 村上 豊駿 宝小学校(6年) 75 68 143
2位 大谷 元気 藤森小学校(6年) 73 71 145
3位T 石塚 祥利 東月隈小学校(6年) 74 70 152
3位T 細野 勇策 厚狭小学校(6年) 70 76 152
5位 大嶋  宝 天城小学校(5年) 72 76 153

15歳〜18歳女子の部(6300ヤード、パー72)

順位 名前 学校名 1日目 2日目 最終日 トータルスコア
1位 竹山 佳林 ルネサンス大阪高校(3年) 37 69 67 173
2位 スタイヤーノ 梨々菜 青雲高校(2年) 38 76 73 187
3位 松本 春香 東稜高校(3年) 37 76 75 188
4位T 横山 紗蔵 大阪産業大高校(2年) 41 79 77 197
4位T 長ア 美優 近江高校(3年) 38 80 79 197

12歳〜14歳女子の部(6300ヤード、パー72)

順位 名前 学校名 1日目 2日目 最終日 トータルスコア
1位 古江 彩佳 長田中学校(2年) 37 77 73 187
2位 西  彩花 土生中学校(3年) 69 72 75 193
3位 青山 彩花 孔舎衙中学校(2年) 69 73 74 197
4位 金原梨里加 奈良育英中学校(3年) 72 72 73 199
5位T 薮田 梨花 斑鳩中学校(3年) 40 84 76 200
5位T 八木 涼風 箕面自由学園中学校(1年) 40 80 80 200

11歳以下女子の部(5717ヤード、パー72)

順位 名前 学校名 1日目 2日目 トータルスコア
1位 仁井 優花 八戸ノ里小学校(6年) 73 76 149
2位 岡田 樹花 寺前小学校(6年) 75 81 156
3位 安部明日香 八次小学校(6年) 81 82 163
4位T 原 花奈 大治南小学校(6年) 84 82 166
4位T 藤原 侑奈 金岡南小学校(6年) 87 79 166

大会全部門成績表



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