HOME > 過去の大会結果 > 2015年 > JJGAジャパンジュニアプレーヤーズチャンピオンシップ

JJGAジュニアゴルフチャンピオンシップ

  • 決勝大会
  • ブロック大会
  • PHOTOアルバム

大会詳細

ジャパンジュニアプレーヤーズチャンピオンシップ 夏のシーズン到来を告げるジャパンジュニアプレーヤーズチャンピオンシップの決勝大会が、2015年7月18日(土)〜20日(祝)、栃木県の那須小川ゴルフクラブで開催された。全国19会場で行われた予選から選ばれた145人が熱戦を繰り広げた。19日に関東地方の梅雨明けが宣言されると、それを待っていたかのように真夏日が襲ってきた。厳しい暑さが影響したか、6部門のうち5部門で逆転ドラマが展開された。

三浦大河 ぶっちぎりの独走V

三浦大河選手のショット  15歳〜18歳 男子の部の1日目は、曇り空から時折小雨が落ちてくる。トップに立ったのが71の南沢弥(興國高2年)。2打差の73で三浦大河(代々木高3年)。74で鹿島裕樹(代々木高3年)と平山拓美(東日国大昌平高1年)。平山は後半33で巻き返した。76で中島旺(国士舘高1年)と石川航(浦和高1年)。77で松岡展也(足立学園高3年)が続いた。
 2日目は朝から日差しが強く昼前に30℃を超えた。スコアを伸ばしたのが三浦。前半34で回ると、後半も34でこの日2アンダーの68、トータル141でトップに立った。5打差に3番パー5でイーグルを奪った中島。6打差に鹿島と平山。8打差に石川と78を叩いた南。
 最終日「トータルスコアをアンダーにしよう」とスタートした三浦。正確なショットを武器に3、9番でバーディーを奪い、トータルを1アンダーにして折り返した。追う中島は4番ダボ、5番ダブルパーで脱落。鹿島が34で回るも7打差に広がった。
 独走態勢を築いた三浦は後半もショットが精度よくピンにからんでいく。短いバーディーパットをはずしていたが、16番パー3で8mのバーディーパットを入れ「肩の力が抜けて」、17番もバーディー。しかし18番ではティーショットをクリークに入れてボギー。結局33・34の67、目標通りトータル2アンダーの208で初優勝を飾った。2位に69の216で鹿島。3位には巣山新太郎(代々木高3年)、71で上がり223で8位から急浮上した。代々木高トリオがベスト3を独占した。4位タイには石川、南、中島が入った。

工藤優海 4打差を逆転し勝利掴む

工藤優海選手のショット  15歳〜18歳 女子の部の1日目は廣田真優(堀越高1年)が36・34の2アンダー70で飛び出した。1アンダー71で藤田愛(ルネサンス高1年)。藤田は前半34で上がりトップで折り返したが、後半34の廣田に1打かわされた。72で伊藤花(川口高3年)。74で工藤優海(麗澤高2年)。76で西野桜(麗澤1年)。77で松島華暖(福岡第一高1年)、古家翔香(代々木高1年)、佐野円梨(芦屋国際高1年)、五月女栞雛(清陵高1年)、土田三栞(岩槻北陵高2年)。
 2日目には梅雨明けとともに猛暑が襲ってきた。バーディー無しながら3ボギーで耐えた藤田が、37・38の75トータル146でトップに立った。1打差の147に2アンダー70で上がった土田。148に9番パー4でイーグルを奪い71にまとめた古家と、後半33で回り72で上がった西野。149に79と崩れた廣田。150に伊藤と工藤。151に美馬つかさ(目黒学院高2年)が入った。
 最終日は猛暑のせいで集中力を乱したか、藤田の調子が上がらない。前半40でトータル6オーバーまで崩し、西野と並んだ。前半伸ばしたのが古家。3オーバーで土田と並んで折り返した。その間隙を縫うように工藤が1つ伸ばし5オーバーとした。
 後半順位がめまぐるしく入れ替わった。1番バーディーで土田がトップに立つが2、7番ダボ、6番ボギーで失速。古家が3番バーディーでトップに立つも、4、6、8番ボギーで5オーバーに。西野も2、4番バーディー、7番ボギーで5オーバー。ノーボギーで耐えていた藤田も8番バーディーで5オーバー。工藤が5番でバーディーを奪い4オーバーとして抜け出した。工藤はノーボギーの70、トータル220で4打差を逆転し優勝した。221の2位タイに藤田、古家、西野。5位に土田が入った。

蝉川泰果 遂に掴んだ頂点

蝉川泰果選手のショット  12歳〜14歳 男子の部の1日目は33・39の72で宇喜多飛翔(和気中2年)がトップに立った。前半パー5でイーグルを奪ったが、後半パー4でトリプルを叩いた。73で鈴木晃祐(野田北部中3年)。74で相原諒哉(田無第一中3年)、黒澤光(日和田中3年)、蝉川泰果(兵庫教育大中3年)が続く。黒澤は1番パー4で2打目が直接カップインしてイーグルを奪った。75で広山雄大(大池中3年)。76で前田光史朗(石橋中3年)、佐々木尚紀(福島第三中3年)、鈴木隆太(野田第一中1年)の3人が並んだ。
 2日目は前日と打って変って猛暑の中、3位グループの活躍が目立った。34・36のイーブン70で上がり、トータル144でトップに躍り出たのが蝉川。71の145で相原。34・34の2アンダー68を叩き出した鳥海颯汰(音更中3年)が、146で11位タイから3位に急浮上してきた。148で鈴木晃。149で黒澤。150で須藤大和(新香山中2年)と78叩いた1日目トップの宇喜多。151で鈴木隆と井坪佑介(埼玉栄中3年)が続いた。
 最終日は高校生トップの三浦を3打差で追う蝉川。同組ながら「他人を意識せず、自分のゴルフを貫こう」と心に決めていた。1番で幸先よくバーディーが来て2打差に縮まる。しかし、3、6番とボギーとし9番バーディーが来るも、三浦は3、9番バーディー。前半が終わってトータル1アンダーの三浦に対し、蝉川は4オーバーのまま。逆に5打差に開いてしまった。  蝉川以外のメンバーもスコアを伸ばせない。相原は2バーディー・2ボギーで5オーバーのまま。鳥海は9番でOBを打ってダボを叩き8オーバーへ後退。鈴木晃も1つ落とし9オーバーで折り返した。
 後半に入ってもスコアは伸びない。相原は11、14、16とボギーを叩き8オーバーまで落とした。鳥海は2バーディー・2ボギーで8オーバーのまま。鈴木晃は2バーディー・1ボギーで1つ伸ばして8オーバー。蝉川は14番ボギーも17番バーディーで4オーバーを守り、イーブン70の214で初優勝に輝いた。しかし、アンダーを出さなければ総合優勝には届きそうにない。改めて難しさを知った。相原、鳥海、鈴木晃の3人が218で並び2位タイ。5位タイに黒澤と前田が入った。

岩ア美紀 デッドヒート繰り広げ総合優勝

岩ア美紀選手のショット  12歳〜14歳 女子の部の1日目は時折降る小雨の中34・36の2アンダー70で飛び出したのが西郷真央(麗澤中2年)。高校生トップと同スコアだった。4バーディー・3ボギー71の岩ア美紀(三芳中3年)が1打差で続く。岩アから4打遅れ75で今井鮎美(榛松中2年)。76で遠藤まりの(喜沢中3年)と石川聖奈(新宿中3年)。77で高久みなみ(西郷第一中3年)。前半の42を後半の35で取り戻した。
 2日目は梅雨明けの猛暑をものともせず、36・37の73と安定したゴルフの西郷がトータル143でトップの座を守った。同じ73で回った岩アが144で追う。2人とも高校生をしのぐハイスコア、総合優勝のチャンスは十分にある。71で上がり148で6位から3位に浮上したのが高久。前半4バーディー・ノーボギーの32でトップに迫ったが、後半39と息切れした。152で今井。155で夏野香月(南箕輪中2年)。156で石川聖と石川茉友夏(吉岡中3年)。
 最終日に1打差でスタートした西郷と岩ア。「他人を気にせず自分のプレーをしよう」と西郷。「楽しく自分らしいプレーをしよう」と岩ア。微妙なニュアンスの違いがプレーに出たのかもしれない。前半11番2人ともボギー。続く12番岩アボギー。2打差に広がった。しかし16番パー3でドラマが起きた。ティーショットを右に曲げた西郷はこのホールをダボにしてしまう。一方の岩アはバーディーを奪い一気に逆転した。3位の高久にもチャンスはあった。しかし、11番ダボ、12番バーディーも13、14番連続ボギーで優勝争いから脱落した。
 後半もデッドヒートは続いた。1番で西郷がバーディーを奪い岩アに並ぶ。4番岩アアプローチに失敗してボギー。西郷が1打リード。続く5、6番で西郷が連続ボギー。逆に岩アの1打リードに変わりそのままホールアウトし決着がついた。岩アはこの日74、トータル218で初の総合優勝に輝いた。西郷は76の219で2位。3位は77の225で高久。4位タイに今井と石川聖が入った。

森下響 大接戦制す

森下響選手のショット  11歳以下 男子の部1日目に34・37の1アンダー71でトップに立ったのが小林大河(半田小6年)。前半の上がり3ホール連続バーディーは圧巻だった。2バーディー・2ボギー36・36のイーブン72で三浦隆治(藤野小6年)が1打差で追う。さらに1打差の73で森下響(立花南小6年)。74で広山功喜(中川小5年)。前半は40とスコアを落としたが、後半34で持ち直した。75で森上耀介(郷内小6年)と大嶋宝(天城小6年)。76で湯原光(赤見小6年)。
 最終日の前半伸ばしたのが3位の森下。2バーディーを奪いトータル1アンダーでトップに立った。1位の小林は1バーディー・2ボギーで1つ落とし1打差を追う立場に。2位の三浦は3ボギーで3オーバーに。広山も森上も大嶋宝もスコアを崩し、パープレーの湯原が4オーバーで7位から4位に浮上した。
 後半に入り、三浦が10、11番連続ボギーで脱落。小林と森下の一騎打ちになった。10番は2人ともバーディー。11番森下ボギーで並ぶ。14番パー5、アプローチをミスし3パットした森下がボギー、アプローチを寄せてバーディーの小林。一気に2打差ついた。16番小林バーディーで3打差つき勝負あったかと思われた17番パー5。小林のドライバーは右のラフへ。5Wで2オンを狙うがチョロ。それを見た森下はU4でピンの左手前6mに2オン。小林は3打目をバンカーに入れてボギー。森下は6mを入れてイーグル。2アンダーで並んだ。最終18番、2打目を1mに寄せた森下が難なく沈めてバーディー、決着がついた。この日森下は34・34の68、トータル141で初優勝。小林は71で142。3位は70の146で湯原。4位タイに三浦と広山が入った。

越田泰羽 3打差逆転で初優勝

越田泰羽選手のショット  11歳以下 女子の部の1日目、梅雨明けとともに真夏日がやってきた。34・37の1アンダー71でトップスタートを切ったのが大久保柚季(茨田北小6年)。前半3バーディー・1ボギーと伸ばしたが、後半ダボを叩いた。3打差、38・36の74で続いたのが越田泰羽(上矢部小6年)。5ボギーを叩いたが3バーディーで盛り返した。75で山田萌結(高尾小6年)。後半の上がり3ホールの連続ボギーが誤算だった。77で吉澤柚月(大野小6年)と黒木優香(藤沢北小6年)。78で吉田鈴(百合台小6年)と市村杏(軽井沢中部小6年)、湯淺芹(紫野小6年)が続いた。
 最終日は前半の11番で3位の山田がアプローチをトップしてダボを叩きその後も浮上できず、優勝争いは大久保と越田に絞られた。2人はスプリング決勝でもプレーオフにもつれ込んでおり因縁の対決だ。スプリングでは大久保が優勝した。同じ11番で越田がボギーを叩き4打差に開く。しかし13番で大久保がボギーで3打差。14番はともにバーディー。15、17番とボギーを叩いた大久保に対し、16、18番とバーディーを奪った越田が逆転し1打リードで折り返した。
 後半も接戦は続いた。1番で越田がボギーを叩き並ぶ。2番で今度は大久保ボギーで1打後退。3番で今度は越田ボギーで再び並ぶ。4番で越田がバーディーを奪い1打差をつけた。さらに5、6番で大久保が連続ボギーで3打差ついた。8番でも大久保ボギー。一方の越田は5番以降すべてパーで切り抜けてホールアウト。この日71、トータル145で初優勝。スプリングのリベンジを果たした。大久保は78の149で2連勝ならず悔し涙を流した。3位は75の150で山田。4位は榎本杏果(余丁町小6年)、74で回り9位から急浮上。5位には吉澤が入った。

各部門優勝選手

15〜18男子の部

三浦 大河
代々木高校(3年)

三浦 大河

 優勝できてうれしい。スプリングで勝てなかったので、今回は絶対勝とうと思ってショットの精度を磨いてきました。夢はプロゴルファーになって賞金を稼ぐこと。QTにチャレンジします。

12〜14男子の部

蝉川 泰果
兵庫教育大
中学校(3年)

蝉川 泰果

 総合優勝めざして1日600球打ち込んできました。チャンスでパットが決まらず総合優勝できなかったけど、中学で優勝できたのでうれしい。日本ジュニアと全日本中学生の優勝が目標です。

11歳以下男子の部

森下  響
立花南小学校(6年)

森下  響

 最終日60台を目標にしていたので、68で優勝できてとてもうれしい。もっとアイアンを練習して上手くなり、もっと全国大会で優勝したい。

15〜18女子の部

工藤 優海
麗澤高校(2年)

工藤 優海

 2日目までショットは良いのにパットがダメ。かみ合えばチャンスはあると思っていた。次回はアメリカに行けるようもっと練習します。

12〜14女子の部

岩ア 美紀
三芳中学校(3年)

岩ア 美紀

 去年も優勝し、今年は2連覇でき、総合優勝までできてうれしい。最後まで接戦ができて良かった。初めてのアメリカ派遣ではいろんなものを吸収し、精一杯楽しんできたいと思います。

11歳以下女子の部

越田 泰羽
上矢部小学校(6年)

越田 泰羽

 3打差をひっくり返して優勝できて良かった。今後はアプローチのラインをもっと出せるようになり、全国小学生大会で優勝したい。

大会スコア

15歳〜18歳男子の部(6,669/6,706ヤード、パー70)

順位 名前 学校名 1日目 2日目 最終日 トータルスコア
1位 三浦 大河代々木高校(3年) 73 68 67 208
2位 鹿島 裕樹代々木高校(3年) 74 73 69 216
3位 巣山新太郎 代々木高校(3年) 80 72 71 223
4位T 石川  航 浦和高校(1年) 76 73 75 224
4位T 南  沢弥 興國高校(2年) 71 78 75 224
4位T 中島  旺 国士舘高校(1年) 76 70 78 224

12歳〜14歳男子の部(6,669/6,706ヤード、パー70)

順位 名前 学校名 1日目 2日目 最終日 トータルスコア
1位 蝉川 泰果 兵庫教育大中学校(3年) 74 70 70 214
2位T 鈴木 晃祐 野田北部中学校(3年) 73 75 70 218
2位T 相原 諒哉 田無第一中学校(3年) 74 71 73 218
2位T 鳥海 颯汰 音更中学校(3年) 78 68 72 218
5位T 前田光史朗 石橋中学校(3年) 76 76 70 222
5位T 黒澤  光 日和田中学校(3年) 74 75 73 222

11歳以下男子の部(5,801ヤード、パー72)

順位 名前 学校名 1日目 最終日 トータルスコア
1位 森下  響 立花南小学校(6年) 73 68 141
2位 小林 大河 半田小学校(6年) 71 71 142
3位 湯原  光 赤見小学校(5年) 76 70 146
4位T 三浦 隆治 藤野小学校(6年) 72 78 150
4位T 広山 功喜 中川小学校(5年) 74 76 150

15歳〜18歳女子の部(6,235ヤード、パー72)

順位 名前 学校名 1日目 2日目 最終日 トータルスコア
1位 工藤 優海 麗澤高校(2年) 74 76 70 220
2位T 古家 翔香 代々木高校(1年) 77 71 73 221
2位T 西野  桜 麗澤高校(1年) 76 72 73 221
2位T 藤田  愛 ルネサンス高校(1年) 71 75 75 221
5位 土田 三栞 岩槻北陵高校(2年) 77 70 75 222

12歳〜14歳女子の部(6,235ヤード、パー72)

順位 名前 学校名 1日目 2日目 最終日 トータルスコア
1位 岩ア 美紀 三芳中学校(3年) 71 73 74 218
2位 西郷 真央 麗澤中学校(2年) 70 73 76 219
3位 久みなみ 西郷第一中学校(3年) 77 71 77 225
4位T 石川 聖奈 新宿中学校(3年) 76 80 72 228
4位T 今井 鮎美 榛松中学校(2年) 75 77 76 228

11歳以下女子の部(5,801ヤード、パー72)

順位 名前 学校名 1日目 最終日 トータルスコア
1位 越田 泰羽 上矢部小学校(6年) 74 71 145
2位 大久保柚季 茨田北小学校(6年) 71 78 149
3位 山田 萌結 高尾小学校(6年) 75 75 150
4位 榎本 杏果 余丁町小学校(6年) 80 74 154
5位 吉澤 柚月 大野小学校(6年) 77 78 155

大会全部門成績表



ページトップにもどる